□■＃観察日記■□

どうも、＃です。

今日は昨日の宣言通り、はしかの注射のため病院へ行ってきました。



電話で予約して、午後時間になって診察券と保険証をもってクリニックへ

受付を済ましたあと、体温計をかりて体温をはかる。

３７．０°

寒い中自転車こいできたせいか平熱よりちょい上。

大丈夫かな、と心配に思いつつ、体温を報告。

受付のおばちゃんは笑顔で

「あっ、大丈夫ですね、はい、少々お待ちください。」


いいのかよｗ



無人の待合室のソファで待っていると、診察室から40代くらいの男が出てきた。

男がソファに荷物を置き、上着を着ていると、すぐに受付で名前を呼ばれて

医者から薬の説明を受けていた。

「じゃ、今日は座薬のほう出しておきますから」



…うん、オヤジ、人間いろいろあるよな。

オヤジの切ない後姿を見送りながら、オヤジの体の回復を祈った。




オヤジが出て行ってすぐに名前を呼ばれ診察室へ

担当のお医者様は、これまた４０代くらいの男。

はしかの予防接種をうける患者は久しぶりなのか

医者はバタバタとあちこちを歩き回っては

受付のおばちゃんに確認をとっているようだった。

その様子を見て、少し不安になった。


しばらくして、書類のようなものを渡された

「本当は学校とかで配られてるはずで、これ書いてきてもらうんだけど」

書類の内容は、自分の幼少時の健康状態などを記入するものだった。

幼少時の記憶がないわたしには、さっぱりわからいないことばかりだ。

「んー、ほんとはお母さんとかに書いてもらうんだけどね、今日一人？」

無言でうなずく

「だよねー、んー、母子手帳とか持ってきてる？」

今度は首を振る

「んー…困っちゃったなー」

出直してくるしかないか、と半ば諦めかけていると

「まー、いっか。適当で。」

そんなんでいいのか、と思いつつ

家に帰って母子手帳が見つかるかどうかわからない

わたしにとってはありがたかった。


その医者は、名前と生年月日しか書いていないその書類を机に置き

冷蔵庫から注射を取り出した。

「それじゃ、腕まくって、横向いててね」

腕を捲ると、軽くアルコールを塗られた。

腕がひやりとする。

「はい、ちょっと痛いよ」

くる…

…



…ん？

「はい、じゃ、ちょっと座って休んでてね」

全然痛くなかった。

小さい頃はもっと痛く感じたと思ったが…

最新医療の成果か？



とりあえず、お礼を言って退室。


すぐに、受付で名前を呼ばれ、医者から予防接種の証明書を渡される

「あー、これ、大事なやつだから、帰ったら母子手帳に貼っといてね」

小さなプリントと、細い証明書をもらいお礼を言った。

コートを着て、マフラーを巻いて、外に出る前にもう一度お礼を言った。



なんだか、不思議でちょっと適当だけど良い先生だった。






余談。
母子手帳探しとかないとな。